S&P500の最安インデックスファンド!eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が引き下げ

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はアメリカの上位500社に連動した動きを目指しており、業界最安の信託報酬のインデックスファンドです。

2018年7月3日より運用が開始されています。

偶然にも私と誕生日が同じで不思議と愛着があります(笑)

今回、このeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)ですが、強力なライバルが9月26日に登場しました、

SBI・バンガード・S&P500』

です。
証券会社の大手のSBIがアメリカのバンガードと組んだ投資信託となります。

信託報酬がeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が0.165%でしたが、それよりも低く設定されており0.088%程度』となっており米国株式の投資信託の中では最安値となりました。

2019年10月15日にeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬引き下げ

2019年11月12日から信託報酬が大きく引き下げることを発表されました。
0.165%→0.0968%(税抜だと0.088%でSBIバンガードと同じ)

公式サイト:三菱UFJ国際投信

 

eMAXIS Slimシリーズとしては、業界最低水準の運用コストを目指しているので、これまで何度も他社が信託報酬を引き下げたら対抗して引き下げを行ってきました。

今回は対応が1ヵ月以上かかっており、普段なら2週間程度で引き下げの発表がされますが遅い対応となりました。
それだけ、SBI・バンガードの信託報酬が想定外であり、社内で相当議論されたのではないかと思います。きっと、この引き下げは利益がほんの一握りか又は赤字に近いのではないかと私は考えています。

それにしても、約4割に近い引き下げは凄いの一言ですね。普通の企業で主力の商品を他社の影響があるとはいえども、下げれて1~2割でも凄いと思うのですがそれを4割近くの引き下げは揉めたことでしょうね。

eMAXIS Slimシリーズの不安な面

今回の結果から今後もeMAXIS Slimシリーズに投資しておけばいいという安心感が強くなりました。

ただ、その反面で他社が引き下げを行っていった際にMAXIS Slimシリーズは米国株式以外の投資信託も多数ラインナップがあり、すべてを最低水準というのは難しくなるのではないかという不安もあります。

今回はSBIバンガードが登場したので、引き下げを行いました。例えば、次回楽天が米国株式でない全世界株式を引き下げたら追従していくと思います。

eMAXIS Slimシリーズ VS 他社の主力投資信託

となると、1社ですべてを最低水準とすると利益がどんどん削られていき運営に影響がでないか心配ではあります。今すぐにどうということはなくても数年後も最低水準を維持できるのでしょうか?

個人的には、今だけみても凄く企業努力をされており、批判をする方もいないと思うので頑張りすぎないでねと思います。

米国株式の投資信託の現状

ベンチマークは楽天・全米株式インデックス・ファンド(以下、楽天VTI)だけ、大中小の上場企業を含んだ指数ですがS&P500と株価の変動を見ても大きく変わりはありません。

設定日が早い楽天VTIが純資産では、現在圧倒的に抜け出しています。ただ、後から登場したeMAXSI Slim米国株式も同じような勢いで伸びてきていますね。SBIバンガードはまだ2週間程度の運用ではありますが、11億と凄い勢いです。このままのペースでいくと1年後には約240億程度になる見込みです。

信託報酬からみると、楽天VTIは引き下げを行わないと他に流れていきそうです。そのため、楽天の動きには今後注目していきたいところですね。

設定日から見ても、ここ数年で投資信託は大きく進んだというのがわかるかと思います。それだけ、今は米国株式への投資への敷居が下がり投資しやすい環境です。

今後の展開は?

信託報酬が同じということは、純資産額的にもeMAXIS Slimが有利とは思いますがSBI・バンガードもこれからなのでお互いにライバルとして競いあうことになりそうです。SBI側としても、いまよりも信託報酬を引き下げることはしないでしょうからしばらくは落ち着くのかなと思います。

さて、こうなると楽天VTIがどう出るか気になるところです。楽天VTIが登場した直後は大人気でしたがSBI証券の積立件数のランキングも上位をキープしていたのですが、今では23位まで下がってしまいました。
純資産額は順調に増えてはいますが、信託報酬の点からeMAXIS SlimやSBIバンガードに移行していく方が多いと思われます。

ちなみに、私も来月からのつみたてNISAの投資銘柄から楽天VTIと楽天VTを外し、その代わりにSBIバンガードの積立に変更しました。今回の信託報酬引き下げのニュースがあり、SBIバンガードへ設定変更したけどeMAXIS Slim1本でいくか悩んでいます。

他のeMAXSI Slimの銘柄で引き下げられた他のファンドもありますので、そちらは次回紹介したいと思います。

最後に、今回の引き下げは強烈でした!

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