がんというと重たい言葉ではありますが、私自身がん保険に加入するか迷っており、今回調べあげることで結果をみなさんにお伝えしたいと思います。
結論としては、がん保険は生活防衛資金が貯まれば必要ないと私は考えます。
・年齢ごとのがんになる確率
・がん保険は必要か?不要か?
生涯でがんになる確率はいくらか?
よく聞く言葉としては「2人に1人はがんになる」というキャッチフレーズを耳にしますね。
2014年のデータではありますが、男性は62%、女性は47%という結果がでています。
※国立がん研究センターの統計データより
若い世代では男性よりも女性の乳がんをよく聞くため女性の方が多いイメージがあるかもしれません。
若い内は女性の方が確率高いけども高齢になってくると男性が逆転していきます。
年齢ごとのがんになる確率
引用;国立がん研究センター
こちらのグラフを見ていただいたら、分かるかと思いますが男性は60代までは約7%しかありませんがそこから急激に増えていっています。
女性は60代までは約11%と男性より4%高いですが、以降の増加は男性ほどではありませんね。
そのため男女両方に共通して言えることは60代以降にがんになる確率が高まるということですね。
思っていたより高いでしょうか?少ないでしょうか?
私は正直、もっと若い内にがんになる確率は高いものだと思っていました。
がん保険は必要なのか?
1番がんになって生活が厳しくなるのは、子供が小さい時で生活防衛資金が貯めきれていない状態です。
収入が減る可能性が高いため、がんになり生活が困窮しないように一時的にがん保険に加入するのはありだと考えます。
一時的ながん保険としては大手保険会社の終身型ではなく、更新型ではありますが50歳までは安く加入できるカード会社の保険も選択肢に入れてみるといいです。
我が家のケースでは、下の娘が大学卒業する22歳の時を考えると私は56歳で嫁は54歳になっています。
データから見ると、私は7%で嫁は11%の確率でがんになる可能性があります。ただしこのデータは60歳になるまでなので厳密にはもう少し低いかとは思います。
そう考えると合計すると18%になるため、5世帯のうち1世帯は夫婦どちらかはがんになる可能性があるということが言えます。
高齢になると男性の方が確率が高まるとはいえども、大切なのは子供が社会人になるまでが1番心配なので男性女性どちらかというと女性はがん保険に加入してもいいように思います。また、長生きするのも女性ですしね。
男性の確率が高まるころには年金生活になっている可能性が高いですし、仕事ができなくても貯蓄さえ若い頃にしておけば大きく家計にダメージを受けることはありません。
しかし、嫁が若い時で生活防衛資金も余り貯まっていない際はがんで通院が続いたり日常生活に不自由があると大変なため保険への加入は選択しとしてありと考えます。
男性の場合をシミュレーションしてみる
人気の高いがん保険の朝日生命「スマイルセブンスーパー」という保険で計算してみます。
がん診断給付金50万円で特約なしなら、月約1,600円程度になります。現在35歳という計算でいきます。
月1,600円 + 12か月 =年19,200円
60歳になる25年間と考えると
年19,200円 × 25年(60歳) = 480,000円
支払い総額が480,000円になります。この時点でがんになる確率はたったの7%です。
がん診断がでれば確かに50万でますが払った保険金額との差は20,000円しかないです。
それであれば、貯金しておいたほうが断然いいのではないかなと思います。
ただし、終身払いなので少しずつがんになる確率は高くなります。スマイルセブンスーパーは1年に1回の頻度でがん診断がでれば50万支給されますが再発などの可能性を考えても貯金でなく、資産運用に保険料を回しておけば25年の長期運用を考えると2倍になっている可能性もあります。
また、男性は生涯がんになる確率は63%です。少し多めに見積もると3人のうち2人はがんになりますが、1回はもらえる可能性は高いですが2回目、3回目とがんの診断がでないのであれば損でありますし、そこまで考えると確率はかなり下がります。
老後に関しては、何かあった時に保険に頼るのでなく高齢になるまでの長い時を利用して資産運用を行うのが私はベストだと考えます。
そのため結論として、私はがん保険には加入はしません。
高額療養費制度もありますし、貯金や資産運用に回して生活に余裕を持ち、子供達のために有意義にお金を使いたいと思います。
健康面に関しても、タバコやお酒を私も嫁も普段飲まないですし多少は平均よりもがんの確率が低いのかなと思ってもいます。
精神面も考えすぎなところはあるけども、うつになるように弱くはないと変な自信がありますので仕事ができなくなるというのも考えにくいという思考です。(変な自信は、小学校時代からの吃音や社会人2年目で中国の田舎やラオスなどの国で蛇口を捻ってもお湯がでない環境でたった一ヶ月ですが大きな財産となりました)
嫁の場合は女性でがん確率が若干高いということと、若い時になるかもしれない乳がんの可能性などもあるので貯金がしっかり貯まるまでの間という点と、平均寿命が今後も長くなるという点を考えると加入してもいいのかなと思います。
また、メンタルもそんなに強くはなかったのですが子育てで凄いたくましくなったように感じており嫁も心配ないかなと。
男性の方が平均寿命は短いので、もし私に何かあった時に苦労をさせないようにだけはしてあげたいですね。
がん保険に加入するならばチューリッヒ生命がお薦め
考え方は人それぞれ違いますし、もし私が嫁に薦めるとしたら、もの凄く悩んだ結果でチューリッヒ生命の「終身がん治療保険 プレミアムDX」です。
がん診断による一時金(一般的には50万~)は特約になり、付ける必要はありません。
この保険はがんによる放射治療や抗がん剤治療に対してのみ、保険金がでます。格安で入れ保障額も最低限にして55歳払いにするといいかと思っています。毎月1,500円程度の支払です。
高額療養費制度がありますが毎月通院で抗がん剤治療が続くと、流石に金額が大きくなるので加入は検討していいと思います。
それと嫁が入院になると、私も2人の子供の面倒をみる必要がありブログや楽天せどりなどに時間を費やすことはできないので収入が減ってしまう可能性があります。
また、個人的にはメディカルサポート(健康や介護相談)やメンタルヘルスも無料で受けれるというのが有難いかなと。55歳で支払いを終えて、老後に何かあっても家族だけで悩むのではなくこういった第三者の意見を聞けたりするのは精神的なケアになりそうです。