【書評】バビロンの大富豪は20代、30代は読むべき

書評ということで、バビロンの大富豪を紹介します。

難しい本ではなく、読んでいくと頭の中でもイメージがしやすく読みやすかったです。

活字が苦手な方も漫画版がありますので、そちらを見られたらいいですよ。普通に難しい話しではなく面白いです。

私はバビロンの大富豪を読んで、自分がいま行っている行動(資産運用など)と苦労しないとわからないという点が非常に共感を得ました。

・お金について知りたい
・人生は苦労して学ぶことの大切さを知りたい
・20代、30代の若い方にほど読んでほしい内容

バビロンの大富豪とは?

元々はアメリカで1926年に出版された本になります。

お金に関する本でも、約100年前の本はこれだけではないでしょうか。全世界で1000万部以上のベストセラーになっている本であり、昔から受け継がれてきた本ということで内容には最近発売されてベストセラーの本よりも非常に信頼できます。

世界中で読まれているということで、日本人でも内容が当てはまるのか?という疑問を最初に私は思いましたが読んでみると、めっちゃくちゃ当てはまります。(普段めちゃくちゃなんて表現しないけど、そのぐらい良い内容なんです)
内容は非常にシンプルで、読んでいる途中にそんなことは知っているよと思いますが実際に行えている方はそんなにいないはずです。
前置きはこのくらいにしまして内容に入っていきます。

バビロンの大富豪で重要な「黄金に愛される7つの道具」

本を読んでいくと出てくる【黄金に愛される7つの道具】について、それぞれに私なりに解説していきます。

詳細は実際に本を読まれてくださいね。あくまで私の感想と意見になりますので。

  1. 収入の10分の1を貯金せよ
  2. 欲望に優先順位をつけよ
  3. 貯えた金に働かせよ
  4. 危険や天敵から金を堅守せよ
  5. より良きところに住め
  6. 今日から未来に生活に備えよ
  7. 自分こそを最大の資本にせよ

1:収入の10分の1を貯金せよ

これは現在においても、貯金の目安となる値は給料の1割や2割と言われています。

現在においては、先取り貯蓄をされている方であれば問題ないと思いますし「今更そんなことですか」という声がでてきそうですね。

しかし、意外と若い人は給料から余ったお金を貯金する方が多い印象です。余るお金は毎月違うため計算をすることが難しいです。

そのためか、実際に15%程度の世帯は貯金がないという現実があります。

会社員の生涯賃金は2~3億円と言われており、1割であっても2~3千万の貯金ができることを考えると老後2千万円の問題も解決してしまうので大切です。夫婦で共働きであれば4~6千万円の貯金ができ、富裕層まではいきませんが5千万以上は準富裕層に該当します。

最初は給料の1割となると1~2万になりますが、それを小さいものだとは思わないことも重要です。

将来は年金だけを頼りにできないので、資産運用を金融庁が勧めていますが投資は怖いという方は貯金だけでも老後資金を確保することができなくはありません。

2:欲望に優先順位をつけよ

まず、欲望には上限がありません。

  • 良い家に住みたい
  • ブランド物の洋服を買いたい
  • 高級車に乗りたい

など、挙げ始めたらキリがありません。

そのために自分の中で何を優先するのか優先順位を決めて「大切なことにだけお金を使う」というのが大切です。

欲望にまかせて、欲しいものを全て購入していたら収入がいくらあっても貯金は難しいです。

人は収入が増えれば、支出も増えるものだからです。

 

例でいうと、ここ数年は娘が小さいこともありますが飲み会に誘われなくなりました。最初はお酒が飲めないことを憂鬱に感じていましたが、数ヵ月経つと憂鬱さはなくなりました。

逆に家族との時間が増えましたし、支出もかなり減りましたのでメリットのほうが多かったです。

私にとって飲み会は、以前は定期的なものになっていましたが優先順位を考えると低いということになりました。

3:貯えた金に働かせよ

3番目は資産運用ですね。

お金に働いてもらうことで、結論からいうと優良なインデックスファンドに投資をすることで年利3%程度を目安にするといいです。

昔は資産運用に関しては情報がなく、ほんの一握りの方がされているという印象でしたし手数料が高いものが多かったのとマイナスになるリスクを懸念して近づかない雰囲気がありました。

ただ、現在は資産運用の話しをネットで情報を仕入れやすくなりました。

金融庁もこれまでの投資会社の多くに不満をもたれ、金融庁が厳選した投資信託しか選べないつみたてNISA制度やiDecoなどの税金に対して優遇される制度もできました。

昔は悪質な商品が多くありましたが、現在は投資を行うにはもの凄く良い環境ができつつあります。ただ、まだまだ良くない商品もありますので注意が必要です。

日本では不思議なことに、お金に関しての教育はありません。

米国や欧州では投資をすることは一般家庭に普及していますが、日本ではまだまだ遅れています。

銀行に貯金をしていても、預金は実際には減っています。なぜ減るのかというとインフレがあるからです。

過去のブログでも書いたことがありますが、昔は自動販売機でジュースは100円で買えましたが今はいくらですか?缶だと多くは120円だと思いますので、100円で買えていたものが買えなくなったということでお金の価値が下がったということです。

政府も「インフレ目標2%」を掲げているので、今後もインフレは続く見通しです。

投資は怖いという印象が大きいですが、ギャンブルとは違うのでしっかりと投資の知識を持ち行えばリスクをある程度はコントロールすることができます。

4:危険や天敵から金を堅守せよ

これは要約すると、貯めたお金を失わないようにしましょうということです。

最近でいえば、かんぽ生命の不正契約ですかね。高齢者が老後のために貯めていた貯金が高い保険料を払うために失ってしまったというのがニュースでされていましたね。

また、最近はニュースになることは減りましたが「オレオレ詐欺」もこれに当たります。

要は変な勧誘などは断る勇気を持ち最低限の知識を持ちましょう。

5:より良きところに住め

こちらは、住む家は良いところに住むことで、生活の質が上がり幸福度も高まると貯金を増やすモチベーションに繋がります。

ただ、「新築で広い庭を持てばいいのか」というとそれは違います。

自分自身、家族が満足する住まいはどんなところかというのをよく考えて住まいを決めましょう。

賃貸か一軒家かも人それぞれの価値観が違いますので、考えていい方を選択されたらいいでしょう。

 

 

6:今日から未来に生活を備えよ

未来の生活のために行動しなさいということです。

今の暮らしで余裕なんてないという方もいるかと思いますが、それでは将来の生活が100%苦労するのが目に見えていませんか。

若い内から取り組んでいくことで、未来が豊かになると思います。

例えば未来に備えて下記のような項目を行うことが良いでしょう

  • タバコやお酒を控える
  • ジムや運動をする
  • 家族や友人をより大切にする。老後のための人間関係作り

 

私が取り組んでいることは、お酒を控えるということですね。飲み会や正月など以外ではお酒を飲むことはなくなりました。

適度な運動は仕事が介護ということもあり、毎日動いているので更に何かをしようとまでは今のところ思っていないですが、子供が小学校にまで上がればスポーツをしていきたいです。

7:自分こそを最大の資本にせよ

 

最後の7つ目になりますが、これが1番大切と私は思います。

自分自身が最大の資本ということで、要は行動しなさいということですね。

人はなかなか新しいことをするのは苦手で、行動するのにはかなりの力がいります。

しかし、行動しないと未来が明るくはありません。

まずは行動し自分に投資していきましょう。

苦労を乗り越えてこそわかることがある

7つの道具は、それだけを聞くと当たり前ではあっても実際に行動することは大変難しいです。

私自身も最初はわかっているけど、行動せずに何も変わらない日々を送っていました。

私が行動できた切欠としては、過去に仕事で中国に行ったときに苦難にあったことが大きく影響しています。

苦難を経験した上で、現在は行動をおこし資産運用を行い固定費を見直すなどを行ってきました。

まとめ

バビロンの大富豪は非常に読みやすく、読んでいて面白いです。

お金の基本である5つが必要であることがわかります。

  • 稼ぐ
  • 貯める
  • 増やす
  • 守る
  • 使う

自己投資としては最適であり、もし私が他の人にお金の本で何か提案する時は最初にとっつきやすいこのバビロンの大富豪をあげます。

その後は敗者のゲームでしたり投資本はありますが、まずは投資初心者にはバビロンの大富豪が1番かなと思いますね。

 

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