レバレッジバランスはまだ知名度は投資信託をしている方の中でも高くはありませんでした。正直、私も最近になって知りました。
ウルトラファンドが登場したのをSBIのニュース記事で見て、投資資金の少ない私にとっては検討の余地はあるのかなと思いました。まだ、投資信託自体の数も少なく、主に現在までのところ2本だけで違いやレバレッジとどうなのか?
先に結論から言いますと、メインの投資信託とするのはかなり怖いですが何割かをレバレッジ型のバランスファンドにするのはリスク分散のためありかという私の個人的な結論です。
ただ、まだ様子見です。株式+αで約100%、債券に約200%の構成になっているため株価下落時も下落幅は株式100%と比べると、債券が多い分下落が少ないと思いますがリターンもそう変わらないのかなと。数年の短期間でみるとありかもしれませんが、長期20年程度みている場合は不要なのかなとも思いました。
数年間の推移をみて、1~2割こちらにしてもいいのかなとは考えています。信託報酬が高いので懸念材料ですね。
レバレッジって何?
実際に手許にある資金で買える金額よりも多くの資産を運用することです。100万投資をしたとしたら、200万貸付て合計300万で運用することを表します。
ただ、バランスファンドは債券に多く割合を置いているため、うまいことリターンとリスクをコントロールしている運用方法だと思います。しかしながら、まだレバレッジをかけた投資信託自体も数が2本しかなく、レバレッジをかけることが良いのか悪いのか判断は難しいところですね。
レバレッジはよくFXなどで聞く言葉です。大きなリターンを得られる可能性がある反面、大きな損をするリスクが高いです。FXという運の要素もあり、どう値動きするか予測が難しいものに対してレバレッジをかけるのはリスクが高すぎます。
グローバル3倍3分法ファンド
こちらは2018年10月4日に設定されてから来月で約1年経つことになります。
9月12日の時点ですと、運用成績は設定されてから「+21.9%」とよすぎる成績ですね。最近は、株価が上がったり下がったりしている局面である中でこの成績はちょっと異常な気がします。
大きな下落時も10%程度の下落でおさまっています。信託報酬の実質コストは年0.4752%(税込)と思いますが、いまの運用成績ならば納得ではないでしょうか。
ただ、やはり3倍のレバレッジはまだ投資信託の数が少ないため、リーマンショック級の下落がきた際にどうなるのかがわかりません。
ウルトラバランス 世界株式
アストマックス投信投資顧問より2つ目のレバレッジバランスファンド「ウルトラバランス 世界株式」が登場しました。
最初の日興アセットマネジメントのグローバル3倍3分法ファンドから後れましたが、レバレッジ型の2つ目の投資信託です。
株式80%、債券175%、商品先物取引35%の合計300%となっております。
コスト
信託報酬は年0.53%(税抜)1です.
信託報酬に運用管理費用等を加えた実質的なコストは,税込みで年0.7324%となる見込みです。
グローバル3倍3分法ファンドの実質的なコストは年0.4752%(税込)であることを考えると,ウルトラバランス世界株式のコストは割高です.
どちらを選ぶかと考えると、いま現在はグローバル3倍3分法ファンドの方がいいのかと思いますね。
まとめ
レバレッジ型の投資信託は、面白い投資信託ですがまだまだ様子見かと思います。日々の変動を見るために、少しだけ積み立ててみるのもありかと思いますが、余裕がある方だけで良いと思います。
私自身は魅力的な部分もありますが、レバレッジというのは他サイトなどで散々怖いものと知っているので大きな下落が起きてから判断していこうと考えています。